猫ニャン
古代エジプトの人々は猫を大変かわいがりました。
王侯貴族の間では大切なペットとして育てられ、
猫が死んだ後はミイラにして手厚く葬っていたほどです。
また、生殖を司る「バスト神」のシンボルとしても崇められていました。
法律で猫の国外への持ち出しを禁止するほど貴重な存在とされていましたが、
地中海交易を行っていたフェニキア商人たちによって、
地中海東部やアジア地方などの農業がさかんな地域に密輸されました。
やがて、ローマ帝国が古代エジプトを支配下に治めると、
小麦を主食とするローマの人々は猫を重宝がりました。
ローマ軍のヨーロッパ遠征の際にも、兵士達の食糧をネズミから守るために
猫を連れて行ったことから、各地で猫が飼われるようになっていったのです。
また、15世紀頃の大航海時代には、食糧や積み荷をネズミか
守る猫を乗船させており、遠洋航海には必要不可欠な存在でした。
こうして、世界中に猫が広がっていきます。